今日は仮面ライダークロニクルシリーズ記念すべき第1作 アギト 超能力戦争の感想を公開から少し…いやかなり遅いですが自分なりに語っていきたいと思います。全体的な感想としては中々面白かったです。やっぱり井上脚本は良くも悪くもキャラの癖が強くて、作品としての完成度関係なく滅茶苦茶印象に残るんですよね~。ここからは良かった点、微妙だった点を深掘りしていきたいと思います。ネタバレも含むのでご了承下さい。
良かった点
仮面ライダーG7
仮面ライダーG7まずは今回初登場の仮面ライダーG7 これがデザイン戦闘スタイル共にかなりカッコいいです。変身パーツがドローンによって運ばれたり、ラストの集団戦でのドローンの活用法も見事でした。そして何より使用する武器が刀だったのも日本らしくて大好きです。G3の時より色んな面でスタイリッシュになってます。
メインキャラクター
次に評価したいのは既存のキャラに振れが少なかった事です。(ただ小沢澄子は少し微妙)これは演者の皆さんが各々のキャラクターにしっかり愛を持っている証だと思います。北条さんは風貌こそ渋くなったものの声と雰囲気は当時そのまんまでしたし、氷川誠も本当にアギト本編から25年後の氷川という感じで数々の試練を乗り越えて来た戦士としての貫禄も持ちつつ当時のちょっと抜けた感じもしっかり表現されてて感心しました。津上翔一にしても本編の時みたいな軽い感じは抑えつつも要所要所でやっぱ翔一だな〜と思わせる台詞があり、(刑務所内でのいい刑務所だな〜発言等)みんな年齢を重ねて立派な大人になりつつも当時の面影をしっかり残してる絶妙なバランスだったと思います。
新キャラの癖の強さ
そして今作、既存のキャラに負けじと輝きを放っていたのが個性豊かな新キャラクター達です。ゆうちゃみさん演じた、顔はいいが口が悪いG6の装着員 葵るり子に手が銃になる超能力者で警察の協力者黒谷(演 今井悠貴)保育士の格好をした炎と氷を自在に操る超能力者 鬼頭春馬 (演 鈴之助)等とにかく皆キャラが濃い笑 他にもかつて仮面ライダーバース 伊達明役を演じた岩永洋昭さんや仮面ライダーギーツでツムリ役を演じた青島心さんも敵役として出演してましたね。青島さん演じる渋川は雷撃を操る超能力者で終盤での黒谷との超能力者同士の対決は本編でもあまり見ない構図だったので新鮮で面白かったですよ。そして岩永さん演じるルーシュはオカマ役での登場。個人的にあんな筋肉質でゴリゴリなオカマは怖すぎます。笑 365日あの格好してるのかな?笑笑そういえばはんにゃ金田さんも超能力者として出演されてましたね。演技に不安があるせいかそこまで台詞はありませんでしたが能力はチート級でしたね。まさか時間停止能力があるとは!思わずSPECを連想しちゃいました。
微妙だった点
仮面ライダーアギトの扱い
微妙だった点の一つは仮面ライダーアギトの扱いです。物語の設定上津上翔一はアギトとしての力を失っていてアギトに変身出来ないはずでしたが物語終盤で何故かキルアギト達を感知し、g7として戦っている氷川達の元に訪れます。そして何のカラクリもなくあっさりとアギトに変身してしまいます。この時点で頭の中?でしたがまあ井上脚本はこういうのよくある事だし、ここからカッコいいアギトの戦闘シーンを魅せてくれるのかと思ったらそんな大した活躍もなく、その上アギトの力がまだ完全に戻りきっていないため必殺技を放てないというギャグなのかそれともG7陣営のピンチとして描きたかったのか、よく分からない演出になってしまっていたのが勿体なかったですね。
小沢澄子のキャラ
先ほども少し記述しましたが今作の小沢澄子に関してはこの人ってこんなキャラだったかな?と疑問に感じるシーンが多々ありました。その1つが本作で度々おこなわれた23歳ネタです。あれ?小沢さんってそんなに自分の年齢とか気にするキャラでしたっけ?私は小沢さんってもっと勝ち気で細かい事は気にしない大胆な性格だと思っていたのでこのシーンは少し不満でした。
ギャグ描写の質の低下
次に微妙だった点として挙げられるのはギャグ描写です。アギト本編時と比べだいぶギャグの質が落ちたなと感じました。井上脚本のギャグの面白さって漫才みたいに狙った物ではなくあくまで日常生活のキャラ同士の掛け合いの中でクスッと笑える要素があったのですが今作ははっきり申し上げて滑ってる点が多かったです。先程の23歳ネタもそうですし、物語終盤でのゆうちゃみさん演じる葵るり子のお色気シーンも何だか方向性がズレてるな〜と感じてしまいました。
木野薫の扱い
これも非常に気になりました。これは私だけでなくてアギトファンの方のほとんどが感じている事だと思います。まあこの映画はパラレルワールドの様な扱いなので何を言っても仕方がないですがラスボスとして登場するならせめてアナザーアギトに変身して格闘シーンを魅せて欲しかったなー苦笑。巨大化はやっぱ少しテンション下がっちゃいますね。
総評
何だかんだ色々書きましたが僕は悪くない作品だと思います。ただアギトの正当な続編として観ちゃうと少しがっかりするかもしれませんね。逆にアギト初見の方はまずこの映画を鑑賞してそこから本編を観るという流れも有りだと思います。

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